“ふりかえり(振り返り)”を子どもが続けられる声かけのコツ
その日の学びを振り返る習慣は力になりますが、続けるのが難しいもの。子どもが自分から続けたくなる声かけと、無理なく回すコツを紹介します。
「今日、何を勉強したか振り返ろう」。よい習慣だと分かっていても、子どもにとって振り返りは地味で、つい面倒に感じるものです。でも、その日の学びを短くふり返る習慣は、次に何を直せばいいかを自分で考える力(自分で学びを回す力)につながります。ここでは、振り返りを説教にせず、子どもが続けたくなる声かけのコツを紹介します。
続かない振り返りの共通点
- 質問が大きすぎる(「今日どうだった?」だと答えにくい)
- できなかったこと探しになり、反省会のようになってしまう
- 毎日たくさん書かせようとして、負担になる
振り返りが「怒られる時間」になると、子どもは当然逃げたくなります。まずはハードルを思いきり下げるのがコツです。
答えやすくなる、具体的な問いかけ
- 「今日、できるようになったこと1つは?」(できた話から入る)
- 「今日いちばん“むずかしいな”と思ったのはどこ?」(つまずきを責めずに聞く)
- 「明日、どこを気をつけたい?」(次の一歩を1つだけ決める)
ポイントは、答えを1つに限ること。たくさん言わせようとせず、「1つだけ教えて」と言うと、子どもはぐっと答えやすくなります。
家庭での実践:1日30秒でいい
ノートに長々書く必要はありません。寝る前やごはんのときに、口で一言ふり返るだけで十分です。「今日できたこと」と「明日気をつけること」を1つずつ言えたら、その日の振り返りは大成功です。慣れてきたら、まちがえた問題の理由を一言そえられると、翌日の学習につながります。
親のリアクションが続く鍵
子どもが振り返りを言ったら、まず「教えてくれてありがとう」と受け止めてください。ここで「そんなの当たり前でしょ」「もっとちゃんとやりなさい」と返すと、次から本音を言わなくなります。できたことには一緒に喜び、つまずきには「じゃあ明日はそこだけ気をつけよう」と、次につなげる一言を返す。これだけで、振り返りは続きやすくなります。
まとめ
振り返りは、量より続くことが大事です。問いを小さく、答えを1つに、反応はあたたかく。この3つを守るだけで、子どもは自分の学びをふり返るクセがついていきます。今日は「できるようになったこと1つ」を聞くところから、気軽に始めてみてください。