くり上がり・くり下がりでつまずく子への、家庭での教え方
たし算・ひき算のくり上がり、くり下がりは低学年の大きな山。つまずく原因と、家庭でおはじきや10のまとまりを使ってやさしく教えるコツを紹介します。
「8+5がぱっと出てこない」「13−7で指が足りなくなる」。くり上がりのあるたし算、くり下がりのあるひき算は、小学1〜2年生がぶつかる最初の大きな山です。ここでつまずくと算数全体が苦手になりやすいので、丁寧に越えておきたいところ。原因を知れば、家庭でできることははっきりします。
なぜつまずくのか
- 「10のまとまり」の感覚が薄い:くり上がり・くり下がりは、10を作る・10をくずすのが土台。ここがあいまいだと計算が重くなります。
- 「あといくつで10?」が即答できない:8なら2、6なら4。この“10の補数”が出てこないと、くり上がりに時間がかかります。
- 指に頼りきっている:指は悪くありませんが、10を超えると足りなくなり止まります。
家庭での教え方
1. まず「10を作る」を体で
おはじきや卵パック(10個入り)を使い、「あと何個で10になる?」を遊びにします。8+5なら、5から2をもらって8を10にし、残り3で13。この“10を作って越える”動きを、手で見せてあげてください。
2. くり下がりは「10からひく」
13−7は、「13を10と3に分けて、10から7をひいて3、残りの3とたして6」。バラの3からひこうとするから足りなくなると気づけるのがポイントです。10のまとまりからひく、と教えます。
3. 「10の友だち」を覚える
1と9、2と8、3と7、4と6、5と5。この“10になるペア”を、お風呂やお出かけの時にクイズにしておくと、計算がぐっと速くなります。
急がない・責めない
「まだ指使ってるの?」と言うと、隠れて余計に固まります。指や具体物は、頭の中でイメージできるようになるまでの大事な足場です。数をこなすより、10のまとまりの感覚が育つほうが先。ゆっくりで大丈夫です。
まとめ
くり上がり・くり下がりのカギは「10を作る・10をくずす」感覚です。おはじきや卵パックで手を動かし、10の友だちをクイズで覚える。急かさず、具体物という足場を十分に使わせる。この土台ができると、その後の筆算までスムーズにつながります。
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