時計の読み方が苦手な子への、家庭でできる教え方
時計は数字と針の動きが結びつきにくく、つまずく子が多い単元です。「何分」で混乱する理由と、家庭のなかで自然に慣れていく教え方・声かけを段階ごとに紹介します。
「短い針は読めるのに、長い針の分がわからない」。時計は、多くの子が一度はつまずくところです。うまく読めないのは理解力の問題ではなく、時計だけが持つ独特のしくみに慣れていないだけのことが多いです。あせらず順番に慣らしていけば、少しずつ読めるようになります。
なぜ時計は難しいのか
- ひとつの文字盤で二つのことを表す:同じ「3」の場所が、短針では「3時」、長針では「15分」を意味します
- 5とびの数え方が必要:分は「5、10、15…」と数える力が前提になります
- 60でひと回りする:ふだん使う10進法とちがい、感覚がつかみにくいです
家庭でできる教え方
ステップ1:まず「◯時ちょうど」だけ
いきなり分まで教えず、長針が12を指す「ちょうどの時刻」だけを先に完璧にします。「7時だね、朝ごはんの時間」と生活とつなげると覚えやすいです。
ステップ2:「◯時半」を足す
次に長針が6を指す「半」を加えます。「半分回ったから30分、はんだね」と、針の動きと言葉をセットで見せます。ここまでで生活の多くの時刻はカバーできます。
ステップ3:5とびで「何分」を数える
最後に分に進みます。文字盤の数字の外側に、鉛筆でうすく「5・10・15…」と書き込んだ練習用の時計を作ると、長針が指す分をたどれます。慣れたら書き込みを消していきます。
生活のなかで自然に慣らす
プリントより、日常の会話で時計を指さすほうが定着します。
- 「長い針が12にきたら、おやつにしようか」
- 「今、何時何分か読んでみて。教えてくれる?」
- 「あと15分でお風呂だよ。長い針がどこにきたら15分かな?」
読めたら「よく読めたね」と返し、まちがえても「おしい、これは何分かな」と一緒に数え直します。針を自分で動かせるおもちゃの時計があると、手を使って理解が進みます。
まとめ
時計は「ちょうど→半→何分」と段階を分けるほど、つまずきが小さくなります。家庭では、生活のなかで針を指さしながら声をかけるのがいちばん自然です。読めた瞬間をほめて、少しずつ任せていきましょう。
クラビオの「さくせんノート」は、まちがえた問題を自動で見つけ、その子がつまずいた種類だけをもう一度出し直します。時計のように「どこで引っかかったか」が見えにくい単元でも、弱点だけをしぼって復習できるので、家庭でのやり直しがぐっとラクになります。